子供心に、「生きる意味」…を初めて考えさせられたのはなんと言っても「あしたのジョー」だ…。
「真っ白な灰になるまで…」
…に思わず悶えた少年だったhigege91…。 完全燃焼したい…、でも、一体どういう人生を送ればいいの?
僕は贔屓の女優、モデルの類は特にないが(…美人にはいつだって鼻の下を伸ばすが、特定ではない)…、白木葉子だけは特別だ。幼心に胸を焦がしたのはなんと言っても葉子だった…。
また、ボクシング…と呼ばれるスポーツに圧倒的な興味を抱いたキッカケともなったのは紛うことなく「あしたのジョー」である。
で、今日なのですが、例によって吉祥寺サンロードをブラブラしながら、頭に浮かんだのは…
そう言えば、矢吹丈…って何敗だったのかなぁ?
であった。
先ず、最初の敗戦は無敗で挑んだ因縁の力石徹…との8回戦で8RKO負け…。
そんで、復帰後…ですが、破竹の連勝街道を驀進するも力石の死がトラウマとなり、顔面が打てなくなったジョー…。
日本2位?の南郷何がし…に敗れ、日本1位の原島何がし?に敗れ、そして、日本王者のタイガー尾崎…にもTKO負けを喫した… のであるが、これで、「3連敗」…
そして、ジョーは「ドサ周り」に身を落とす… んで、世界6位のカーロス・リベラを呼び寄せたのが、ジョーのボクシング人生の曲がり角に常に立っている白木葉子…である。
ややあって、カーロスとの友情を通じて復活したジョー…、二人の対戦は「ドロー」…
ジョーは再びボクサーとして輝き始めるも、盟友・カーロスが世界王者・ホセ・メンドーサに完敗、さらに必殺の「コークスクリューパンチ」で頭蓋を割られ、再起不能となってしまう…。
その後、ジョーは負けなし…で東洋太平洋王座を奪取(金龍飛との激闘と減量苦との戦いは壮絶を極めましたね)、さらに世界前哨戦として原住民ボクサー・ハリマオを撃破!!!
満を持しての世界挑戦へと漕ぎ着ける。そして、あの完璧世界王者・ホセ・メンドーサに挑むわけだが、その時点で自身の身体がパンチドランカー症状に侵されていること…を自覚していたジョー…。
運命の世界バンタム級タイトルマッチ… その控え室… 葉子がやってくる…
葉子「好きだったのよ矢吹君、あなたが…」
丈「…」
葉子「最近まで、自分でも気がつかなったけど…」
丈「…」
葉子「愛する人を廃人となる運命の待つリングに上げることなんてできないわ!!!」
丈、涙に濡れた葉子の肩に手を置く…
丈「…リングには、『世界一』の男が俺を待ってるんだ」
葉子「・・・」
丈「だから、行かなくちゃ…
葉子「・・・」
丈「ありがとう…」
ドンドンドン…!! 控え室のドアを激しくノックする音…
段平の声「おーい、そろそろ時間だぞ、ジョー!!! 聞こえてるのか!?」
葉子「…」
ああ…、この『控え室の場面』、葉子の心とジョーの心が限りなく接近した瞬間…である。
ジョーが控え室から出て行き、葉子の目の前でそのドアが閉じてゆく…
さて、不埒な一般人…な僕であるが、この『純然たる心の交わり』… に むせび泣いてしまうのである…。
…さて、無敵の名チャンピオン、ホセ・メンドーサに挑んだ我らが矢吹丈、序盤から玉砕戦法、ホセの強打の前にダウンを喫しながらも立ち上がる。…と、ジョーの右目が霞み始める。パンチの軌道がずれ、紙一重でパンチをかわすホセに命中!!!…一進一退の展開に…!!! りゃ、略します…。
カンカンカン… 試合終了…!!!!
丈「…よ、葉子はいるかい?」
リングサイドのでその熾烈きわまる戦いを見守っていた葉子が駆け寄る…。
葉子「ここにいるわ、矢吹君!!!」
丈「…こいつを、あんたに貰って欲しいんだ」
ジョー、激闘の果てに最後に残った、その青春の全てを捧げたボクシンググローブを葉子に差し出す…。
葉子「…(それを胸に抱いて)」
リングアナ「採点結果を発表します…」
ジョーはその採点を聞く前にうなだれてしまう…のであるが、この辺りの表現は絶妙過ぎますねぇ…
リングアナ「勝者… ホセ!!!!」
…ってことで、ジョーは僕の知りうる限り、『5敗目』を喫するのであるが(い、いやぁー中途半端にできなくなって引っ込みがつかなくなりましたぁ…)、散々愛読している「あしたのジョー」なので間違いないと思うのであるがいかがであろうか?
しかし、ジョーの『敗戦』を辿った訳だが、気がついた方もおいでになるかもしれないが、僕は白木葉子…にこだわる男である。
いつだったか、「あしたのジョー」ネタ1度書いたことあるのだが、そこで白木葉子…という女性についてのhigege91の考察…に反駁があり、女性の主観によるところの「白木葉子」と我々男性の「白木葉子」…では大きく喰いちがうようなのだ。
ここにその時の過去記事貼ります…
漫画の古典『あしたのジョー」における居酒屋談義で、ギャルに否定された我々について…
http://ameblo.jp/higege91/entry-10007475411.html
さて、ジョーは 『5敗1分』 …でした。
また、アニメでは描かれてませんが、漫画ではカーロスとは2度対戦してますね。一度目はホールでのエキジビジョンマッチで、これ、リング下に落ちたジョーをセコンドの段平がお尻を押してリングインさせちゃって「失格負け?」になっちゃったんですよね…、これを組み込むと6敗…扱いになりますね、しかし、エキジビジョン戦だったので、これは「プロ戦績」には入らないんじゃないかなぁ…。あるいは「1ノーコンテスト」か…?
細かい「勝利数とKO数」は不明ですが、例えばですが、ジョーの場合「判定決着」は全くない…と思うので、30勝30KO…とか、そう言う感じだと思います。
違いますかね?
しかし、白木葉子… いい女だなぁ…
さて、ここで『問題提起』!!!
白木葉子…ですが、なんとなく恋人気味…であった力石徹が死に、さらにジョーが廃人となり、あるいはリングで息絶えた後、どのように生きたのか!?
永遠の『処女』であったか?
もちろん!!! ジョーも『童貞』…でしょ!!
ばーっかじゃない!? そんな訳ないじゃん!!! 最低の『幻想』よね…、これほど身勝手な『妄想』があって許されると思う!? 葉子は富豪のお嬢様…なのよ、イイ男…を食い荒らしながらその『隙間』を埋めるために戦ってゆくに決まってるじゃない!? それに、死ぬまで惚れた男たちのことを想って『処女』、『操』を守る…だなんて馬鹿げてるし、それは『女の幸福』を否定する最低最悪の発想…、勘弁して欲しいわ!!!
ぐ…
いずれにしても、僕は白木葉子…に未だに恋をしてる…
♪足をくじけば、膝で這い~ 膝をくじけば、肘で這い~ いい主題歌だったなぁ…
「美しき狼たち」…ってタイトルでしたっけ? 歌ってている人は「おぼ たけし」…と言う方でした。
名曲…。
御愛読感謝
つづく