…で、今朝シャワーを浴びながら考えました。
そう言えば、前ＷＢＡスーパーフライ級チャンピオン、名城信男選手はいきなりノーランカー時代に世界挑戦２度の実績を誇る元日本王者の本田英伸選手を斬って落とし、さらに、世界ランカーであり、日本王者だった田中聖二選手を破り、さらにその上で世界挑戦者決定戦…って位置づけの世界ランク最上位であったプロスパー松浦選手との激闘を乗り越え、そして、あのマルティン・カスティーリョに挑んだのですよね…
これは非の打ち所のない…というか、非常にわかりやすい上に、プロ８戦目で世界王座奪取…と言う辰吉選手と並ぶ大記録を打ち立てたわけですが、納得…ですし、途中、悲しい悲劇も乗り越えての世界戴冠でありましたから名城選手を後押しする声は戦う本人と同じ切実さ…で、一体感生まれたのかなと思います。
…で、その他で言えば、確か新井田選手の世界戦の前座で「世界挑戦者決定戦トリプル１０回戦」…って素晴らしい興行ありましたよね…
全員世界ランク一桁…の激突興行!!
長谷川穂積×鳥海純
西岡利晃×中島吉謙
仲里繁×木村章司
…って、トリプルでしたが、僕はこれほどわくわくした興行はかつてないほどでしたねぇ。
長谷川選手、この試合を勝って持っていたＯＰＢＦバンタム級王座を返上、そして、あのウィラポン・ナコンルアンプロモーションを破ったのですね… これ、スピードとキレで上回る長谷川選手が終始試合のペースを握ってはいたのですが、鳥海選手の左フックカウンターが中盤で炸裂、長谷川選手、グラ…って場面ありました。燃えたなぁ…
そして、仲里選手ですが、木村選手とドローに終わり、しかし、フランスの地へ出向き、敵地であの激闘王者、マヤル・モンシュプールに挑んだのですね…あのタイトルマッチは今でも不意に見直しますが、壮絶な最後でしたねぇ…木村選手、この頃は負けなしで勢いありました。しかし、テクニシャンの過ぎて気迫が足りなかった印象残ってます。…が、その後日本スーぱバンタム級王座を２－１で獲得するも、初防衛失敗…で、その後の再起戦から今現在にいたるその過程は「魂で戦う」いい選手になってますよね…
西岡選手、バンタムからスーパーバンタム級に階級を変えての、当時日本王者だった中島選手との戦い…これ、西岡選手必殺の左ストレートを叩き込んでも叩き込んでも中島選手、下がらない、たじろがない…な素晴らしい戦いとなりました。西岡選手、抜群のタイミングでカウンターを取って中島選手からダウンを奪うも、中島選手の不屈と根性が光る名勝負となりました…
…こういうの、もっと観たいですよね。
単純に、ワクワクドキドキ…
そして、感動…
さて、前の記事で亀田兄弟について書いてますが、これ、亀田兄弟とほかの世界挑戦者を比べるな…的な指摘ありますが、比べているわけではないつもりなのですが、そう読めてしまって気を悪くした方がおいでになれば申し訳ありません…
僕的には、ここ最近とこれから…の世界戦における選手たちの戦績と過程…を振り返る記事のつもりでしたが…
さぁて、ボクシングファンとボクサーとさらに関係者たちの気持ちが「一つ」になることが、素晴らしい興行であり、いつまでも記憶に残るモノになるのではないでしょうか…？
しかし、また見たいなぁ…
世界挑戦者決定戦トリプル１０回戦…みたいな興行…
これが人気復活の起爆剤になるのではないでしょうか？
ホープの潰し合い…とも言えますが、それだけの勇気と切実さの向こうに「世界」はあるべき…とは分かり易い、納得しやすい形なのではないでしょうか…？
今日、決定しますかね？
内藤×大毅…
楽しみですね、もう少しお待ちください…ですかね？
御愛顧感謝
つづく