ボクシング 戎岡が世界挑戦…WBCミニマム級20位 毎日新聞
昨日の記事の続き…
あの日本を主戦場に戦ってきたタイの激闘派チャンピオン、イーグル・デーン・ジュンラパンをタイの地で倒し、新王者となったオーレイドン・シスチャマーチャイの初防衛戦が決定、で、その挑戦者が日本ランク6位、WBC世界ランク20位の戎岡選手に決まりました…
気合を入れるために「豹柄」にしたというこの写真…
戎岡選手、すごい髪型であります…
多くのコメントをいただいておりますが、認めたいというご意見と、しかし、応援したくとも認めてよいのか…的な悶えと、いやいや、認めてはいけない…と、ボクシングファンの皆様の困惑と混沌が伝わってまいります…
予めお断りさせていただきますが、このような場合、責められるのは選手本人ではない、また、世界挑戦のオファーを受けているとした場合、地方のジム陣営がそのチャンスをみすみす見送るのもどうかという部分もあり、これを頭ごなしに否定するのも微妙であります…
これはこのタイトルマッチを認めた統括団体であるWBCの問題であり、オーレイドン陣営の候補者探しと積極性の問題でもある…
この際、僕は戎岡選手を応援しますが、「世界挑戦資格問題」は引き続き議論すべきであり、このような稚拙なブログにさえこれだけ多くの方が「考えよう」としていて、その向こうにファンの困惑が存在している…という事実だけは改めて業界中枢の方、そして、協会も肌で感じていただきたいところであります…
勝ち負けを繰り返しながら強くなっていった選手…
それが僕の戎岡選手の印象…
そういう選手にスポットライトが当たることは個人的には嬉しいし、そのがんばりに勇気を与えられる方も多いはず…
諦めない事が「力になる」という素晴らしさを体現してくれる彼本人にはただ悔いの残らないようがんばってもらいたいだけであります…
しかし、別の次元で続く慢性的なボクシング業界論とは誤差が生じたまま…
この悶々…
この歯がゆさ…
この重い空気…
応援したくとも素直になれないという噛み合わない感触…
思えば、現在WBC世界ランクに名を連ねる選手たちは他にも存在するのは皆様ご存知のとおり。
2位 イーグル 7位 高山 9位黒木 13位 三澤 …と実力者が並ぶ…が、彼らが果たして不利を承知で「敵地挑戦」を望むかどうかも微妙であるし(陣営の意思が特に)、選手本人は敵地であろうと挑みたい気持ちはおそらく盛んであろうが、ボクシングは個人競技でありながらも陣営との意思統一、戦略、タイミング…と、多くの要素が絡み合って複雑なのも事実…
また、上記ナチュラルのミニマム級ランカーの名前を列挙すると、本来ミニマムではない、それも世界15位以内ではない戎岡選手が階級を超えて挑戦者として認められる不思議にうろたえるのも確かである…
世界チャンピオンとは、崇高にして輝かしい存在であるはず…
その権威を危ぶむ声も確かにわかる…
ファンの気持ちとマッチメークが噛み合ってこそ、「好カード」となり、『期待感』が生ずるのは当然の理屈…
この議論は前々から続いていますが、改めて思う…
業界はこんな理不尽な想いをファンにさせるな!!!
と、歯軋りしたくなる。
僕たちファンが純粋に世界挑戦するボクサーたちに「声援」を送れる世界を作って下さい!!!
これでは選手ががんばれないし、かわいそうであります…
そして、いつまでもこのような奇妙な空気が流れ続けるとしたら、残酷なようですが、その未来は暗いものになってしまうでしょう…
最後にHITMANさんのコメントを添付して今日の更新はおしまい。
戎岡が勝てば、チャンプの価値がなくなる とか 清水の挑戦が醜いとか・・・ 頑張ってる人たちを素直に応援できないのか!亀田みたいに悪態ついてる訳でもなく 迷惑かけてるわけでもないのに・・・ 試合内容が大事じゃろ 戦績だけではんだんすればアホのメディアとかわりませんね中傷する奴は2ちゃんでもいけばヨロシ
御愛読感謝
つづく
…追記 皆様、数多くのコメントありがとうございます。ボクシングファンが非常にマニアックで各人が思い入れも深く、わが身の如くその歓喜と痛みに震えるため、議論も白熱してしまいますね…
色々な見方があるのは承知ですが、皆様の「声」がこうして集まり、火花を散らし、また、その説得力に唸る度に、このスポーツの奥深さと切実さに背筋を正さねばいかんな…と感じます。
世界挑戦資格規定の形態…
この議論は完結することのない議論かもしれませんが、戎岡選手の「奮闘」に素直に期待したいし、応援したいと言う気持ちになりました…
がんばれ!!
再びつづく