ボクシングファンからの質問状と嘆願状… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

突然のメール、申し訳ございません。

私はボクシングファンブログ ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか? を運営している管理者のhigege91と申します。

現在、新聞報道等で取り上げられている、「亀田兄弟」が独立、ジム設立に向けての申請が済み、東日本ボクシング協会はこれを承認するという方向で推移しているそうですが、私のブログでこの話題に触れた際、熱心なボクシングファンの方々から疑問と疑念、また、ボクシング業界全体へ波及するであろう『悪影響』への不安が数多く集まりました。


先月30日の世界フライ級ダブルタイトルマッチにおいては内藤大助選手の勝利者インタビューの際に「乱入」した長男・興毅選手ですが、まだジム設立が確定したわけでもなく、国内ではまだ試合も出来ない身の上でありながらチャンピオンに対戦をアピール、これに反発した世論がTBSと東日本協会、JBCに批判電話を数多くかけたという事実もあり、その背景と真実はJBCが「事情聴取」をされるそうですが、その一方で「ジム設立には影響なし」との報道もあり、多くのファンが首をかしげているのが現状であると思います。


そして、その議論は切実にして懸命なものとなり、管理者である私としては、ここに集まった読者・参加者の貴重な声がどこにも届かないかもしれないという理不尽に耐え切れず、ここに、その内容をまとめ、協会に所属されているジムの会長さま宛てに送らせていただくものでございます。

これは密告、リーク、告発等の類ではなく、純然たる多くのボクシングファンの『生の声』であり、意味としては『質問書』『嘆願書』的な意味のものとお受け取りいただければと思います。

件の兄弟の長男はWBA世界ライトフライ級王者となり、また、次男はWBC世界王者の内藤選手に挑戦いたしましたが、実力者との対戦を極端に排した絶妙なマッチメークでこの高みに彼らが辿り着いてしまった背景には多くの政治、思惑、計画が存在していたであろうことは想像できます。


これは前例のない異形であり、あまりにも特殊すぎたために古くからのファンには敬遠され続けております。


また、次男・大毅選手の世界タイトルマッチでの反則行為とセコンドの父・史郎氏と元世界王者である長男・興毅選手が公共の電波に乗せた「反則指示」の悪影響は空前絶後の世論の反発を受けたわけでありますが、現在、メキシコにて修行中とされる件の兄弟ですが、前述の世論の激しい非難を浴びたにも拘らず、破格の傍若無人ともいえる再起戦を仕立て上げた、とする疑惑が存在します。


これは海外メディアでインターネット上で公開されているものであり、これが事実であるとするならば、「反省が全くなされていない」という驚愕とともに、そのような悪しきマッチメークを今後も日本国内で強行する恐れもあり、亀田ジム承認にあたり、この部分の精査、調査を経て承認・許諾に向かっているのかどうか… と危惧する声が多く集まっております。


亀田ジム協会承認議論の前に、この試合の詳細を通じて、件の一家の現状を検証させていただきます。


7月12日のメキシコ開催の「興毅×モンティエル」についてですが、先ず、フィリピンのアポロニオ選手と戦うと報道されていましたが、これが試合4日前に急遽キャンセル、理由はビザが下りなかったためとされていますが、一部報道にフィリピン・ボクシングコミッションは肩書き実力の違う亀田興毅選手との試合申請を承認しなかった、という記事が存在します。また、このキャンセルに伴って急遽試合出場が決まったモンティエル選手ですが、最近はその主戦場をスーパーバンタム、バンタム級で戦っている選手であり、たった4日間で非常に過酷な調整を強い、計量後は意識も混濁状態であった、という記事が挙がっています。さらに、その試合において2R興毅選手が3度倒してKO勝利を掴んだ、と新聞報道がなされましたが、このダウンを奪ったパンチがことごとく「ローブロー」であったという記事も存在します。


以下はその「興毅×モンティエル」戦における試合に関する記事へのリンクであります。


亀田×モンティエルの2R目の3つのダウンがいずれもローブローによるものであったとの記載


決定打となったローブローについて、試合後にモンティエルが抗議したとの記載


モンティエルが1度目の計量に失敗後、2時間で2.1kgを落とし、悪体調であったとする記載


1回目の前日計量の結果、亀田は113.3ポンド、モンティエルは116.8ポンドであったとの記載


1回目の前日計量の結果、亀田は113.3ポンド、モンティエルは116.8ポンドであったとの記載 (別サイト記事)


亀田×スイコ戦にはGAB(フィリピンコミッション)の承認がおりなかったという記載


亀田×スイコ戦にはGAB(フィリピンコミッション)の承認がおりなかったという記載 (別サイト記事)


亀田×スイコ戦にはGAB(フィリピンコミッション)の承認がおりなかったという記載 (別サイト記事)


※こちらからいけない場合は当メール最終盤に貼ったリンク記事「続・続亀田ジム協会承認議論」よりお入りになって読んでください。
上記資料を提供いただいた方のコメントは以下の通り。

■ジム承認問題との関わりでは、ジムの正式承認を待つ重要な時期に、陣営がこれまで批判されてきたマッチメイクや反則行為について全く反省の態度を示さない試合を行ったこと、そしてこれらの問題を海外にまで露呈したことを重要視します。ここまで問題を肥大化させてきた責任はボクシング業界にもマスコミ業界にもあり、誰も無傷のままでは多岐にわたる問題解消を図ることはできないかもしれません。しかし、今回は、JBCが選手の身分保証をしたことについての責任は問われるとしてもJBC・協会の監視の行き届かないところで行われた公式試合として、陣営に、少なくともある程度は単独の責任を追及してもよいと思います。今回の一戦は、これまでの反則については謝罪を済ませ、やり直そうという態度を表明しているのだから許してやろうではないかという世間一般の期待をも裏切った行為です。最終的に、ジム承認問題への正式結論に、ボクシングファンが抵抗を感じて問題提起していることについてのJBC・協会からの回答を反映させてほしいと願います。


そして、前提として、このような傍若無人がつい先日(7月12日)に発揮されているにもかかわらず、これをスルーして承認への疑問が協会内部に発生しないのであるとするならば、非常に嘆かわしいと感じている方が殆どであることを申し上げたく思います。

そして、私のブログに集まった500件以上にもなったコメントの論点をまとめさせていただきました。

1)協会が件の一家のジム設立を承認される際、その理由として、必要条件を満たしていて「不備」がないため…という表現が新聞紙面に挙がった記憶がありますが、この微妙な表現の真意にファンは疑問を抱いております。

以下はファンの方々のコメント抜粋。

■プロモーションの五十嵐氏という方が会長候補者のようですが、この方にジム統制・監督能力は期待できるでしょうか?仮に、史郎氏が関与してきた場合、毅然とした態度で排除できるでしょうか?推薦人も含めて、全てが名目的に思えてなりません。そもそも、推薦人が居るなら、推薦人のジムに所属しても何ら問題ないはず。しかし、そうではないあたり、どうしてもジム設立の『意図』というものを考えてしまいます。大橋会長の「史郎氏は指導できない。指導しないことを『信じる』」という発言も危機管理能力が足りないように思いますね。「指導させない策を講じる」ではないですか?8/11に拘らず、内容が伴うまで何度でも再申請させて良いのではないかと思います。

■渡辺会長は「私は独立を推薦するだけで、その後の管理責任は協会にある」と言い、一方東日本協会の大橋会長は、「(以前は協会は推薦人がトラブル時の“連帯保証人”とされていたはずだったが、)それは前執行部がやっていたことで、総会でみんなに認められた話ではない(と今は無効の規則だ)」と言っています。見事なまでの無責任体制。皆が、「ジム設立はいいよ、でもその後はどうなっても私は知りません」と言ってるようなもの。

■ジム開設の要件たる「推薦人」の意味は不明ですが、普通に考えれば、「ジム開設した場合に想定される諸問題は生じない。大丈夫だ。」という意味で推薦するのか、「そういった問題が生じた場合は自己の責任で解決する。」という趣旨でなければ、本来、推薦人を立てる意味は全くありません。「諸問題の不発生を保証しない、あるいは、諸問題発生時に何らの責任をとらない。」というのであれば、推薦人を置く意味は全くないからです。

仮に、「一応、それなりの人物が、大丈夫だろうと意見しているから開設を認める。」という程度のことなのだとすれば、そもそも「無責任な推薦を認める。」というのと同じで、推薦制度の存在意義の説明にはなりません。推薦人となった渡辺均会長は、今後の活動の条件として日本人対決の実現、ルール、マナー厳守など3つの条件を出し、「もちろん、何か問題があれば推薦人は降ります」と覚悟?を決めたと発言されたとのことですが、では、推薦人が降りたらどうなるのか?その意味は不明ですが、何か問題があって推薦人が降りれば、ジム開設が無効となるのであれば(あるいは別の推薦人が立つまで運営禁止処分となる)、推薦人の存在意義があると思いますが、文字通り、推薦しさえすれば、その後は、無責任というのであれば、推薦人制度は「まやかし」であって、実質的に全く無意味です。

■規定に違反していない(手続き上の不備が認められない)から承認されるのであれば、東日本協会の存在意義はむしろ不透明になるのではないでしょうか。協会(理事会)の役割は規定に違反していないかどうか確認するだけでなくジム設立を申請した人物・団体がどれだけしっかりしたものであるかを審議することにもあるのではないでしょうか。(協会が同業者の寄り合いであるにしても。)ですから規定に違反していないという理由で彼らの今までの所業をまったく無視していいということにならないのではないでしょうか? 形式上の問題だけでなく内容・実質の検討は必須のはずです。そもそもボクシング界全体の発展と社会的貢献とに努める意志・意欲・覚悟、経済的準備が整っているからこそ承認されるのであって、いろいろな条件をつけて、守れなければ承認取り消しますよなんて、端から言われなければならないジムなんてそもそも承認されるべきではないのです。


■申請に不備がないことは最低限の条件であって充分とは言えず、この特殊なケースでさえ「内容・実質の検討」をしないのは職務怠慢と言えます。


推薦人の意味の空洞的な存在感…にファンは全く納得できない状況にあることを報告させて頂きます。また、承認の暁には亀田プロモーションの五十嵐氏が会長職に就くと言われていますが、これは「形だけの会長」であり、その実質・実権の掌握はボクシング界から自ら身を引くと宣言された父史郎氏にある…という『からくり』は関係者でなくても一目瞭然であるわけですが、現在ライセンス無期限停止処分中であり、『無関係者』である立場の亀田史郎氏の関与と干渉を協会は暗に認めるということにになります。


これに関してもファンの多くは疑問視しています。そして、さらに、亀田ジムが社会に対して、いかなる貢献を果たせる存在であるのか?どのような志、意欲、覚悟を以って取り組もうとしているのか…という点も協会側が充分議論すべきであり、その承認の根拠をファンにも伝達しなければ、もう収まりがつかない状況であるという事実を認識していないのであれば、これは何とかすべきであると進言させていただきます。


2)亀田ジム設立を推薦した渡辺会長が示した「3つの条件」の甘さと実態について…もファンは非常に悩ましく感じています。先ず、その条件をもう一度おさらいします。


①日本人対決の実現 WBA王者坂田健史、WBC王者内藤大助戦を行う。

②ルール、マナーの厳守 反則禁止はもちろん、協会、日本ボクシングコミッション(JBC)の規定を守る。対戦相手を侮辱するような過度のパフォーマンスも禁止。なおサングラス、茶髪はファッションのためOK。


③東日本協会への協力 単独で注目度の高い亀田は、これまで協会行事への参加には消極的だった。今後はチャリティー、キッズボクシングなどへの積極的な参加を求める。


…と新聞に報道されいますが、もし、承認に至るのであれば、上記「3か条」では件の一家の過去の傍若無人を鑑みた場合、これでは「抑止力」を発揮できないのではないか?という疑念は全く解消されないという危機感が募っております。


以下、一部集まったコメントを添付します。


■当面、一家の過去処分に関連する規制ルールとして

(1) 再度の反則に対して
 ① ジム認可取消
 ② ボクサーライセンス取消
 ③ 高額の制裁金
 ④ ③の半額を推薦人が負担
 ⑤ ③の10%程度の保証金の事前預託
 ⑥ セコンドのマイク装着

(2) 密室となった道場について
 文字通り「ガラス張り」のジムに改築 → 誰からも練習が見られるようにする

(3) 史郎氏の乱闘騒ぎについて (これはジム運営と直接絡むか微妙なところですが)
 試合会場への入場禁止

という案はどうでしょうか。

リング上での諸々の風紀面、ファンが望む日本人対決、といった協会から処分されていない事項については、全ジムの運営に適用する統一基準の整備を進める段階で一つ一つ吟味していっても良いと思います。


■加えて練習生を受け入れてもらいたいですね。入るか入らないかではなく「受け入れる」という姿勢をとってもらいたい。そして他ジムとの交流にも参加させるべきです。「彼らの彼らのためだけのジム」というのは少し認めがたい。道場の延長のようなことは認めるべきではないでしょう。
 

■ジムをガラス張りにしても、練習生は取らない、練習場はメキシコ、というのであれば、ジムとして機能していないということで認可取消事由に該当すべきですね。重大な反則を再度犯した場合、一千万円単位の巨額の制裁金に加えて、ファイトマネー全額没収もあっていいと思います。一家以前に、当たり前の全ジム共通ルールとして、一蓮托生であるべき推薦人の義務、ジム主催興行出場選手の健康管理義務(ex.試合準備期間、階級)等、罰則と合わせて細かく規定すべきですね。

■個人的にはジムをガラス張りにしようが監視カメラをつけようがああいう連中は絶対に抜け道を探してきます。謝罪会見で約束したことを1年もたってないのにひとつも守れず反故にするような連中は信用できません。現実的ではないかも知れませんが…

①最強トーナメント参戦か日本人ランカーとの連戦の強要。
②亀父のボクシング界への関わり一切拒否。
③間違っても自主興行を打たせない。

あまり多くを望んでも無理だと思うので自分はこの3点が実現するなら日本での活動はOKです。練習生を受け
入れたり、外と交流することは無理なんじゃないでしょうか?彼らにそんな資質はないので事故だけは起こさな
いようにしてもらいたいですね。

■しかし、協会が単純承認に向かいつつあり、ファンの中にも承認を望む声がある。であれば、ファンが納得のいく設立・運営条件を練り上げてみるのも面白いのではないかと思いました。練り上げる中で、史郎氏の関与を実質的に排除できるような、諸々の問題を事前に排除できるようなシステムを作り上げることができるのか。それとも、独立ジムの危険性がより鮮明になるのか。将来が見えすぎる中での単純承認は、問題が起きた時の責任は協会にあります。様々な付帯条件を課しても、結局責任は免れないと思います。被害を受けるのは、未来のボクシング。事後対応ではなく、最大限の事前防止が重要です。


■①設立段階②運営段階③問題発生段階の各段階の対策を、設立承認前に最大限講じることが、協会の義務だと思っています。最大限対応しておいて、後は一家がどう振舞うか。承認段階で厳しい条件を付すことも有りだと思います。史郎氏の指導については、家庭までは踏み込めなくとも、ガラス張りに改築させそこで練習させる、ジムと自宅に距離を置かせる等でも一定の効果はあると思います。設立承認においても、内規にはそれぞれ設定された意図があるわけですから、その意図に従って判断されるべきではないでしょうか。


…以上はファンがブログ内で一緒に考えた亀田ジム承認の際に設けられて然るべき「付帯条件」であります。もちろん、中には極論と思える部分もあるかと思いますが、「それほどファンは疑心暗鬼になっている」という意味の重さを感じていただきたいと思っております。


私のブログは日々平均アクセス数7000件~12000件あります。不人気と言われて久しいプロボクシングという存在ですが、それでもこれだけの熱心な方々が私のところへ毎日覗いてくださってくれていると思うと、やはり、無責任なこともできません。空席だらけのホール興行を嘆かわしく感じているファンの方々が、無償の愛情を注いでくださっております。それを反映させるのは私の責任であると感じています。


素人の戯言…と一蹴されたとしても、仕方ないとは思う反面、ここに集まった多くの『生の声』の熱意と誠実を業界は間違っていると完全否定できるとも思えません。


この不信感と疑惑、疑念、不安…をさらにボクシング業界はファンに強いるというならば、それは未来を否定することであると思います。


そして、これは必ずしも「亀田ジム承認」を反対する種類のものではない…と改めて申し上げます。


しかし、過去度々傍若無人を発揮し、さらに残念ながら反省することなく、この暴挙がこれからも続くかもしれないという恐怖をファンは感じていると言う事実の提示であり、また、この五里霧中ともいえるボクシング界とファン・世論の認識のズレと誤差を修正していただきたいと言う嘆願であり、亀田ジムの認否の行方と結果にかかわらず、ファンが望んでいる『透明性』だけは、絶対に確保していただきたいと言う『生の声』であります。


私の未熟な文章で、ボクシングファンの皆さまの声がどれだけ束ねられたかどうかはわかりませんが、この「切実」と「懸命」だけは、誰にも否定できない…と申し上げさせて頂きます。また、各コメントの真意が歪むことなく伝わっていないことも考えられますので、是非、以下のリンクからこの議論の経緯と熱気、その真剣さを直接感じ取っていただければと思います。

「亀田ジム設立申請」と僕の気持ち…について


「亀田興×モンテ」と業界に物申す!!   


「亀田ジム協会承認」議論


続「亀田ジム協会承認」議論


続々「亀田ジム協会承認議論」



失礼を承知でメール申し上げております。


ボクシング界の更なる繁栄を願っております。そして、我々が愛するプロボクサーたちはその青春賭けて戦っている訳ですが、その「切実な戦い」に見合うだけの報酬確保と社会的地位の向上を願っております。


また、このメールはインターネットでアドレスを公開されている東日本協会加盟の全てのジムに送らせて貰っております。特に特定の会長様宛てに送らせて貰っているわけではないのでご了解ください。


ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか? 管理者 higege91