素人衆はボクサーを「知ってるつもり」になっていないか? | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

お疲れ様です。


「ボクシングやったことのえぇ奴が偉そうにボクシングを語るな」議論ですが、一旦、収束したかな…と思っていたのですが、昨晩遅くまで続いていたようですが、ちょっと「観念論」と「激情」の落とし穴に落ち込んでしまったのなかな…って、思いました。


しかし、これ、どう思いますか…?


僕は想像以上に双方に「コンプレックス」が存在していると思うんですよね…


ただ、これらの「経験者」と「観戦者」のそれぞれ声たちの間に立ち塞がるは、「認識の誤差」というか(前のエントリーコメント欄で言うところの『領分』という概念)、それぞれにとっての「理想像」というか(敬意と言う概念の深さだったり、こうあってほしいという強い願望だったり)、議論する上でどうしてもキーワードとなってくる個別の概念の不一致がそのベクトルを狂わせているのかな…って思いました。


もっとも、これらは日常生活レベルでも時々不意に現れては我々を困惑させるものでもありますが、しかし、双方にとっての『ボクシング』がそれぞれに貴重重要であるために、その熱量が大きすぎるために混沌を招いてしまう…という悪循環。


なんだか切ないですが、一旦、ゴールに辿り着いた…ということで良いのかな…と思いました。


また、このような議論は必要に応じて再開しても、考えても良いのだし、また、経験者と観戦者それぞれのコメンテーターの声がそれぞれの立場を代弁しているとはいえ、しかし、その実、全てであるとも言えないですし、一旦、落ち着いたほうが良いかな…って感じています。


いずれにせよ、これは非常に興味深い内容であったと同時に、こういっては何ですが、本当に「勉強」になったな…って思います。


個人的にメールもいただきました。


「わたしは全くのド素人ですが、もっとボクシングを知りたいと思いました。思い切って後楽園ホールにも足を運んでみたいと思います」


…みたいな内容ですが、一見、双方が出る杭を打ち込みあっているような議論であっても、その凝縮された熱量が素人女性の心を動かしたとするならば、これは本当に無駄ではなかった…と思えますよね。


単純明快な答えが目の前に存在することを僕たちは知っている…


業界も経験者も排他的であってはならないし、ファンも未経験者も礼を逸してはならない…


ってことはみーんな解っているし、それ以上でもそれ以下でもない。


ただ、その共通言語の細部の議論になると不協和音が聞こえてくるけれど、読み返してみれば、上の共通言語をそれぞれが別の言葉で塗り固めあっているだけということになっているようです…


いずれにせよ、この非常に重要な議論に『熱心』に、そして、『真っ向勝負』で向き合っていただいた全ての方に改めて感謝申し上げます…


どうもありがとうございました。


…まとまってます?


どうかな?


で、実は昨日のコメント欄で僕が提案させてもらったのが、さらに双方の「理解」を深めるべく、「素人衆」から「経験者衆」に質問を募ってみる…という提案だったのですね。


しかし、残念ながら、その反応は「シュガー」さんお一人で、ちょーっとトホホ…なんですが、「概念」とか「信念」とか「思想」なんてもので双方がガードした状態で、あるいは、距離を残した状態で議論をしてきたわけですが、その限界点(現時点での)みんなで確かめちゃったと思うんですよね…


さらに、素人衆が恐らくは多数派になっちゃって、さらに、この「主観論」「観念論」で経験者衆を追い込んじゃった側面が大きいかな…って危惧は確かにあって、そこを埋めるというか、もっといえば、「ボクサーって何者?」っていう初歩の初歩から向き合うことで、再出発したら健全かな…って考えたわけです。


これは実体験でもあるわけですが、僕が知っている「現役プロボクサー」の方たちですが、もう信じられないくらい「律儀」で、「丁寧」で、「思いやり」が滲み出ている方たちばかりなんですよね…


これ、びっくりしますよ、本当に…


で、最近はブログが浸透してボクサーの方々の多くが自分の声で「自分」を語る時代になっていて、そこに触れられるようになっているけれど、まぁ、そのような場所に僕たち「素人衆」があがり込んで質問攻めにすることはできないけれども、プロ、元プロ、アマチュア、練習生に限らず、経験者の方たちの声が聞けるならば、それを束ねて、「それぞれの気持ち」に触れられるとしたら、もーっとボクシングが面白くなるかな…って、思うんですよね。


過去に元日本スーパーバンタム級チャンピオンの中島吉謙さんからいただいたメールをこのブログで紹介させてもらったことがありますが、めちゃくちゃ感動してくれた方が多かったはず…


かつて拳を交えた西岡利晃選手が先日世界チャンピオンになりましたが、もうびっくりするほど喜んでらっしゃいまして、こういう「絆」も存在するのだな…って勉強させてもらいましたね。


で、ちょっと他のエピソードを紹介させていただければ、現日本フライ級チャンピオンで、先日、WBCフライ級チャンピオンの内藤大助選手に挑戦するも、惜しくも逆転TKOで敗れてしまった清水智信選手が、かつて敵地タイに乗り込んで当時の名王者、ポサクレックに挑んだことがあったのですが、その試合は残念ながら敗れてしまったのですが、その勇気を賞賛したくて彼にメールを送ったのですが、びっくりするほどの緻密なメール返信をいただいたのですね…


試合前の気落ち、試合中の気持ち、試合後に感じた手応え、そして、これからの気落ち…


もし携帯で打ってくれたんだったら、もしかしたら1時間も2時間もポチポチ…やってくれてたのかなって。


で、僕はこりゃぁ宝物だな…って喜んだのですが、アメブロのプチメ機能って保存期間が存在して、2ヶ月だかたつと消えちゃうって知らなくて、大ショックを受けたわけですが(清水さん本当にすみません…)、ファンにしてみれば、また、素人にしてみたら「ボクサー」という存在はまさに「憧れ」であるわけで、そして、有名ボクサーに限らず、あらゆる「ボクサー」たちに対して、「ボクシングを選んだこと」そのこと自体にに心から敬意を表している部分もあって、その意味の重さを確かめることっていうのも重要かな…なんて感じているわけですね。


そして、僕を含めた素人衆も「知っているつもり」になっていることも絶対に多いんだな…って、感じているわけですね。


で、今回延々とみんなで頑張った議論のその先に行けるかなって期待もあるわけですね…


さて、いかがでしょうか?


でもやってみると、たぶん、これは双方大変です。


僕がその「まとめ作業」はもちろん請け負いますが、そんな距離なんか縮めなくていい…とか、勝手にやっててよ…とか、傍観者でいいや…って方も多いかもしれない。


でも、企画倒れは悔しいなぁ…


しかし、「シュガー」さんと、お、紅一点、我等がアイドルの「おにぎり」さんも反応してくださってますが、いかがでしょうか?


僕はもしかしたら「素人衆」と「経験者衆」の距離感を広げてしまった責任もあるし、ここは思い切って質問の先陣を切りたいと思います…


で、僕的には「精神部分」と「実践部分」とがあるかな…って思っています。


<あらゆる意味でのボクシング経験者の方への質問>


<心の質問>

例)なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?

例)自分の「闘争心」を感じるのはどんな場面ですか?

例)今までで一番「充足感」を感じたのはどんな場面ですか?

例)ボクシングを実践して「前の自分」と「今の自分」はどのように変わったと思いますか?

例)ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいと思いますか?


<実践の質問>

例)理想のボクサーは誰ですか?その理由は?

例)苦しい苦しい「減量」との戦い方は?

例)理想的パンチを打ち込めたことがありますか?それはどんな場面でしたか?

例)過去一番効いたパンチはどんなパンチでしたか?それはどんな場面でしたか?

例)自分が目指す「ボクサー」にどれだけ近づけたと思いますか?


…すみません、これはあくまで僕の発想で、素人衆のみなさんにもそれぞれ「なぜボクシングが一番好きなのか?」って決め手が恐らく存在しているはずですが、そこから手繰り寄せればより「濃厚な質問」も浮かぶと思うのですが、いかがでしょうか…?


もう一度だけ、「もっとボクシングを好きになる努力」と「もっと好きになってもらう努力」を双方でしてみる…っていうのは、いかがでしょうか?


higege91よ、もうしつこいぞ…って声が聞こえてきそうですが、「毒薬」を撒いた責任もあるし、未だ埋まらぬ「シコリ」が存在するのも確かだし…


で、一度このエントリーで「素人衆の声」を募って、それを僕がまとめて質問だけの新エントリーを挙げます…


反応がないと寂しいので、常連さん、是非ともお力をお貸しください。


恥も外聞もなく、僕の挑戦シリーズは続きます…


そして、更なる哲学としての「生観戦道」の糧としたいのです。


ご愛読感謝


つづく