テレビ観戦!! デラ・ホーヤ×パッキャオ…!!!  | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

世紀のビックマッチ…


元6階級制覇チャンピオン オスカー・デラ・ホーヤ

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4階級制覇チャンピオン マニー・パッキャオ


衝撃の結果…


8R終了で棄権したのは伝説の元6階級制覇チャンピオン、圧倒的に有利な予想を背負っていたデラ・ホーヤであった…


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元ミドル級世界チャンピオン「デラ・ホーヤ」×現ライト級チャンピオン「パッキャオ」の対決ってことで、あまりにも階級差が顕著すぎるという意味合いで『ミスマッチ』であると指摘していた方も多かったし、さらに、デラ・ホーヤにとって優位すぎる、と興味を失っていた方も多かったようですが、その蓋を開けてみると、意外すぎる結果が待っていましたね…


1R開始直後、その立ち上がりこそ両者リング中央に歩み寄った瞬間こそ、その体躯の差を実感したものの、このラウンドを鋭い踏み込みとスピードで上回ったパッキャオがポイントを奪うと、2R以降、その内容はさらに一方的なものになっていきました…


もう、デラ・ホーヤは大きく見えなくなってしまった…


パッキャオの左ストレート、さらに右フックをまともに喰い、手が出ず、動けず、コーナーを背負って必死に身体をひねって攻撃を凌ぐしかできない「ボクシング・レジェンド」デラ・ホーヤ…


パッキャオの「やりたい放題」で試合は推移し、R7にはコーナーを背負ってダウン寸前、8Rも同様の滅多打ち…


デラ・ホーヤ、まったく良いところなしの完全敗北…でありました。


コンディション作りの失敗、さらに、契約ウェイトのミステイク…もテレビ中継で語られてましたが、いずれにせよ、「結果」が全てのボクシングの世界…


驚いた…


パッキャオ、これはノンタイトルでありましたが、世界タイトル獲得以上の名誉と栄光を得たことになりますね…


そして、ボクシング史上もっとも巨大な驚きを持って刻まれた「大番狂わせ」の一つ…ということになるのでしょうか…


しかし、手も足も出なかった35歳のデラ・ホーヤ…ですが、その試合後のインタビューで同時通訳されてましたが、凄く、ズキン…と来た言葉があった。


「私のハートはまだ戦いたいといっている」


これ、試合直後の言葉だし、なんとも言えないけれど、これとパッキャオを賞賛した紳士的な言葉に、ちょっと胸が熱くなりましたねぇ…


もう彼以上の「成功」をボクシングを通じて掴むことのできるボクサーは現れないだろう…っていうほどの巨大な栄光を得た彼が、それでも、老いてもなお、惨めに惨めに敗れてもなお、「私のハートはまだ戦いたいといっている」…なんていうのか、って想うと、ぐぐぐっ…って感じちゃいましたねぇ…


そして、パッキャオ、この前人未到の高みに辿り着いたわけですが、本当に凄いですねぇ…


左目が腫れ紅潮・憔悴したデラ・ホーヤに対して、綺麗さっぱりのパッキャオの清々しい表情…


これほどの「落差」がこのような形で露呈しようとは夢にも想わなかったですねぇ…


夢のスーパースター対決、このあまりにも意外な結末に、思わず唸る…


今日のデラ・ホーヤが弱すぎたのか…!?


いや、前哨戦のフォーブス戦はそんなに酷くなかったように思えましたが…


これはパッキャオにとって「奇蹟の勝利」なのか…!?


いや、ボクシングに「奇蹟」はない…


その勝利を掴んだボクサーの「実力」に違いない…


パッキャオの左ストレート、さらにあの素晴らしい回転率のコンビネーションの前に、コーナーを背負って脱出することさえできず、もう膝が折れそうになってしまったデラ・ホーヤ…


ぐぐぐっ…


未だ、その衝撃の結末の余韻に、脳髄が痺れてますねぇ…


御愛読感謝


つづく