「地獄の責め苦」ボディーブローKOを想う… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

ボクシングボディーブローKO集 YOUTUBE


…というのをYOUTUBEで見つけてそれを見ました。


強烈なボディーブローが炸裂して、思わず、膝をマットについてしまうボクサーたちでありますが、まぁ、当たり前の話でありますが、本当に苦しそうだ…


ドスッ!!


っと、その容赦ないパンチが突き上げられる…


と、本当に僅か「一瞬」…であるが、微妙な『間』があって、それからボクサー達の腰が折れるのでありますが、これらのようなボディーブローによる重いダメージの深刻は想像を絶しますねぇ…


よく生観戦していても、あ、「効いた」…って場面に遭遇しますが、このほんの僅かでありますが『時が止まった』ような瞬間の緊張感は本当に堪らないものがあります…


ボディーで倒されるなんてボクサーとしてこれほど恥ずかしいことはない…みたいな言葉は度々聞いたことがありますが、しかし、抜群の角度とタイミングで急所にボディーブローを喰ってしまったら、これはもう倒されちゃってもしょうがないんじゃないか?


…なんて僕は感じますが、どうなんでしょうか?


で、ボディーブローによるKOシーンといえば、やっぱりこれなんだよなぁ…


WBC世界バンタム級タイトルマッチ シリモンコン×辰吉 YOUTUBE


もうこれはまさに『伝説の左ボディー』…


何度見ても燃え上がりますねぇ…


当時20歳のタイの美青年チャンピオン、シリモンコン・ナコントンパークビュー絶対有利と予想されたこのタイトルマッチ…


まさに、『効いた~!!!』って言葉以外なにも当てはまらないあのボディー打ち…


これは堪らん…


もう夢に出てきそうなボディーブローでありますねぇ…


WBA世界ミドル級タイトルマッチ カストロ×竹原 YOUTUBE


これは「KO」パンチとなったわけではありませんが、しかし、日本人ボクサーにとって、最重量世界王座奪取の圧倒的快挙の決定打となった伝説的場面…


当時挑戦者であった竹原さんの『左ボディー』がカストロの脇腹に炸裂したのは3R開始直後であった…


これも最高ですよね…


どうです?


ありますよね、そのボディーブローが入って、その痛みが身体から脳髄に伝達される、一瞬の『間』が…


ドスッ!!!


って、パンチがめり込んで…


…ぐっ!!!


って『間』があって、そして、思わず膝を突く、あるいは、背を丸める…


この『間』…が観戦者には堪らないわけでありますが、ボクサーの立場からしたら、地獄をのた打ち回るほどの痛みと苦しみの最中であるわけだから、もう勘弁して欲しい…って話だと思うわけでありますが、まぁ、その『間』に絶叫する我々観客も悪意があるわけではないので勘弁してください…


劇的な顔面へのカウンターワンパンチKOは非常に鮮烈だし、それはハリウッド映画的な煌びやかさがある…


また、回転の速い連打から有無を言わさぬラッシュも派手なKOであります… この前の「長谷川×マリンガ」とか昔のデラ・ホーヤみたいな問答無用のレフェリーストップみたいな感じのですかね…


これらの「派手」なKOに対して、ボディーブローKOは本当に、見ている側も、思わず「ぐっ…!!」って奥歯をかんでしまうような、こちらも歯軋りしちゃうような感触が残りますねぇ…


このキリキリ…とした、観ている側のこちらの臓物まで苦しくなるようなKOシーンがボディーブローでありますが、僕はこれが意外と好きだ…


ドスッ!!!




と、



…ぐっ!!



…の『間』は時間にして僅か0.2~0.3秒くらいでしょうかね?



このコンマ1秒に凝縮された痛みと苦しみ、さらに、その一発を放ったボクサーの意地と執念…



やはり、ボディーブロー…には深い味わいがある。


御愛読感謝


つづく