ボクシング観戦の達人、僕の「観戦道」のお師匠さまとちょっと前に交わさせてもらったある会話の中にあった、ある一言がちょっと頭の中に残っている…
それは、来月WBC世界フェザー級王座決定戦に出場する長谷川穂積選手と戦う、メキシカンにして無敗の世界1位、ブルゴスの映像をおすそ分けしていただいた際の、ちょっとこぼれた会話…
---長谷川は確かに強いが、しかし、フェザーならば、全盛期の越本隆志(元WBC世界フェザー級チャンピオン)の方が強いのではないか…?
越本さんの全盛期とは、世界チャンピオンになったキャリア晩年よりも、東洋太平洋王座を幾度となく防衛し続けていた頃の、あるいは、世界初挑戦を果たした頃…が妥当か?
む…
で、達人先生がどのような意図でそのような表現をなさったのか、しばらく考えておりました…
さて、長谷川選手が相対するブルゴスを思う…
さほどパワーは感じないが、しかし、長いリーチと鋭いワンツーが武器の、懐の深いテクニシャタイプ…っていう印象であります…
おっ…
越本さん、そのボクシングスタイルはアウトボクシングの「王道」をゆく、ワンツー主体のまさに正統派でありました…
そういえば、に、似ているなぁ、ブルゴスと越本さんのボクシングは…
長谷川選手が「追い」、ブルゴスが「迎え撃つ」…的な展開から試合は推移するのか?
どうなんでしょうかねぇ…?
長谷川選手、その過酷過ぎたという減量苦からは開放されるにしても、それと引き換えに失うであろうキレとスピードがどの程度なものか…?
身体的サイズとパワーはやはり不利なのか…?
いやいや、減量苦から開放されるのだから、バンタム時代よりもより自由自在に戦えるようになっているし、それができるような調整を成し遂げてくれるはず、ブルゴスなんかよりもスピードで劣るはずなんてないっ!!!
いやいや、どうなんでしょうかね…?
悩ましいですね…
長谷川選手、生粋のボクサータイプであろうブルゴス相手に、どのような戦いをするのでありましょうか…?
いやいや、待て待て、じゃぁ、全盛期の越本さんとブルゴスを比べたらどうだろう…?
うーん…
越本さんの方が巧くて鋭く見える…けれど、どうでしょうか?
むむむ…
どのような予想を立てるか…?
達人先生、あの一言は、今なお、僕の心を悩ませ続けておりまするっ!!!
ってことで、これからもたくさん僕を悶えさせてください…
よろしくお願い申し上げます!!!
御愛読感謝
つづく