ガッツ石松「幻の右」炸裂の立役者の正体とは…!? | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?


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そういえば、最近、原功さんってダイナミックグローブ中継の番組冒頭解説に登場しないですねぇ…


それはさておき、昨日は夕方からスーパー銭湯に行って、岩盤浴しながらこの本を汗を流しながら読みました…


で、ガッツ石松さんの「`幻の右‘の正体」という一節の、石松さんの言葉がなかなか良かったので御紹介させていただきます…


当時、世界戦2試合の出場を果たすも失敗(あの「石の拳」と呼ばれた名チャンピオン、ロベルト・デュランへの敵地挑戦含む)、そして、ついに3度目の世界挑戦を迎えた石松さん…


時のWBC世界ライト級チャンピオンはロドルフォ・ゴンザレス… その戦績は65戦59勝49KO5敗1分…


対する挑戦者のガッツ石松さんは42戦14KO11敗5分…


確かに、数字だけ見て取ったら「劣勢必至」の戦前予想も多数立ったでしょうねぇ…


1974年1月にこの試合はセットされたそうなのですが、チャンピオンのゴンザレスがなんと毒グモに噛まれて試合が3ヶ月延期になり、石松さんに調整の猶予が与えられ、さらに、そこで「気合」を入れなおすことができたことが勝利を引き寄せる鍵となったそうであります…


---1月に試合をしていたらオレは絶対にチャンピオンにはなれなかったと思う。なぜかっていうと、気力が充実していなかったから。ところが延期になったために、もう一回トレーニング合宿に行けた。そこですごく良いコンディションをつくれたんだよ。

 人間には胆力、判断力、決断力、精力、能力、気力という7つの力があるんだけれど、それまでのオレには気力が足りなかったんだね。だから後援者がリングネームにガッツ(根性)ってつけたくらいだった。追加のトレーニング・キャンプのおかげでその気力も加わったんだね。これで絶対に勝てるという自信がついたのが大きかった。毒グモに感謝しなくちゃいけないな、オレは


…ん?


ガッツ石松さんと言えば、今なお伝説として語り継がれる必殺KOパンチ「幻の右」でありますが、このパンチが炸裂誕生した背景には、なんとゴンザレスを痛めつけた毒グモさんがいらっしゃった、という珍談…


毒グモって…


(笑)


ガッツ石松さんらしいというか、なんとも言えない逸話ですねぇ…


で、ちなみに石松さんの「幻の右」の正体でありますが…





それはご本を購読していただけたらと思います!!!


WBC世界ライト級タイトルマッチ ロドルフォ・ゴンザレス×ガッツ石松    1974年 ニコニコ動画


これ、審判がチャンピオンを贔屓してロングカウントで救済、さらに、明らかなダウン後になぜか倒れたチャンピオンに手を貸して抱き起こして救っちゃたりしたのですが、さすがにダメージも深くて石松さんが止めをさしてKO勝ちするわけですが、まぁ、何度見ても痛快な場面でありますね…


しかし、「毒グモ」さんと「新世界チャンピオン誕生」の関係って…、これ笑っちゃいますよねぇ…


やっぱり、「運」も大切ですねぇ、で、そこは石松さんも認めてますしね…


御愛読感謝


つづく