小島武夫「ろくでなし」、を読む… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?


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新年早々読む本に、果たして、これが相応しいのかどうかわかりませんが(笑)、とりあえず…


さて、過去にも僕は大の麻雀好きを公言しているわけですが、ミスター麻雀、小島武夫先生の雀風には毎度毎度唸らされております…


---伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年


…っぁ!!!


さて、どんな内容なんでしょうかねぇ?


これ、読んでみたいと思います


元来、僕は「勝負事」が大好きなんですよねぇ、で、その純度が最も高い競技が、僕はボクシングだと感じておるわけですが、さて、麻雀にもそれがある、と感じております


突き詰めてしまえば、将棋や囲碁に代表される「個人対決」と、4人で卓を囲む麻雀を比較すれば、将棋や囲碁の方がよりボクシングに近い「勝負事」としての『純度』は高いことは承知なのですが、しかし、麻雀というゲームの奥深さは尋常ではありません…


配牌における『運の要素』、また、ポン・チーの発生による『運気の反転』等々、これを以ってその勝負事としての「純度」は先の競技と比べると濁っている、また、真剣勝負としての有様は完成度で劣る…と言われたら完全無欠なる「個人対戦」には及ばないかもしれませんが、しかし、その大衆性と娯楽性の高さは、逆に、群を抜いていると想うわけですねぇ…


打つか、留めるか…


押すか、引くか…

例え、死んでも引くものかっ!!!


…って、まぁ、大げさなように聞こえるかもしれませんが、しかし、この、圧倒的なるヒリヒリこそが、勝負の真髄、そのアドレナリン分泌の源泉である何かであります


男の矜持…なんて書くと、非常におこがましいとは思うわけですが、しかし、牌の一打に、それが透けて現れることが本当にあるのですねぇ…


命を賭して戦うボクシングと比べるのは失礼千万とは重々承知でありますが、僕はボクシングはできませんが、麻雀なら戦える…


もっとも、弱いですが(笑)


僕は仕事柄、度々、地方の地へ鞄一つ持って長期滞在することもあるわけですが、そんな折、僕はその訪れてた地方の雀荘にふらっと立ち寄って、その土地の方々と勝負することが多々あるのですが、これがまた非常に面白い…


見ず知らずの誰かの、その手牌を想像し、さらに、その性格と打ち筋を予測し、さらに、自身の運気と流れを把握するための自己問答を重ねて…


また、最近は麻雀人気も復活の兆しがあるような印象も受けますが、しかし、その多くの方がインターネットの世界やゲームセンターの通信対戦を楽しまれているようで、場末の雀荘で、見ず知らずの誰かと勝負に興じるなど、ちょっと恐くてできない…なんて方が多いとは思うのですが、でも、その勝負事としての真髄は、対戦相手との呼吸と呼吸の間にある、極限まで圧縮された空気の中にこそあるような気がしております…


昭和的、前時代的…なんて言われる事は必至ですが、しかし、そこが一番面白いところ…


ってことで、小島先生の「生き様」、活字を通じて、ちょっと触れさせていただきたいと思います…


御愛読感謝


つづく