WBO&IBF、4月に承認確定… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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WBO、IBF加盟へ 4団体世界戦認定 毎日新聞


>日本ボクシングコミッション(JBC)は18日、未公認だった世界ボクシング機構(WBO)と国際ボクシング連盟(IBF)に4月1日付で加盟すると発表した。今後は世界ボクシング協会(WBA)と世界ボクシング評議会(WBC)を含め、主要4団体の世界戦を認定することになる。

 また日本プロボクシング協会(JPBA=大橋秀行会長)は、両団体への加盟による世界王者の乱立や権威の低下を防ぐため、新しい内規を導入。日本国内で世界王座に挑戦する選手は、元世界王者や日本タイトル、東洋太平洋タイトル獲得経験者に限定(指名試合挑戦者や国外での挑戦は除く)するというハードルを設けるとともに、世界戦が決まった日本王者のベルト返上を義務づけた。JBCでも、世界戦の水準を保つため、試合内容を厳格に検証していく方針。


…ついに承認を公式発表ですか


世界的潮流は、もうずーっと前からプロボクシングは「主要4団体」って流れでしたから、はっきり言えば、遅すぎる…って見方もありますが、この際、そこをなじっても始まらないので歓迎しましょうかね…


ただし、単純に世界チャンピオンが増えるわけで、そこにかねてより懸念されていた「権威低下」の火種が潜んでいることは明白、また、「抜け穴チャンピオン」が誕生しやすくなることも事実…


つまり、「亀田式」に代表される、「チャンピオンと戦わなくても世界チャンピオン」という王座決定戦の多発は防ぐべき…


思うに、「権威低下」とは世界チャンピオンの乱立がその元凶だとは思えないわけですね…


亀田興選手における半ば引退状態の噂の立つ元世界チャンピオンを仕立て上げての謎の王座決定戦による抜け穴王座奪取や、井岡選手における開催の条件であったとされる、勝利後の義務付けらていたはずの強豪との対戦回避など、つまり、世界チャンピオンにあるまじき、あまりにも「潔くない振る舞い」こそが、「権威低下」や「威信喪失」の元凶になることは間違いないと確信しております…


今後もさらに複数階級制覇は活性化するでしょうねぇ… ただ、これを評価するか否かは難しいところ…


いまや、複数階級制覇が王座決定戦であることも多く、そうなると「字面」だけの快挙であり、実質的な意味でチャンピオン撃破していないものを指して「世界タイトル奪取」だなどと過大評価する風潮は否定すべき…


そして、他団体世界チャンピオンとの王座統一戦による「世界チャンピオン対決」がより実現しやすくなってゆくということで、世界チャンピオンがゴールであった時代から、「いかなる世界チャンピオンになれるか?」という時代に変革してゆくことでしょう…


つまり、西岡×ドネアや長谷川×モンティエルに代表される、ビックマッチの実現の先に、より崇高なる評価が与えられる時代へと価値観は推移してゆくということですねぇ…


いずれにせよ、ファンが望むは、不純物の一切混ざることのない真剣勝負以外の何ものでもないことは明白…


極端なる興行優先主義、狡猾なる政治的タイトルマッチの多発、ファンの想いを踏み躙る打算的思惑の横行…等々、危険の芽が増えることも間違いないでしょう…


ボクシングファンもまた、これを両手離しで歓迎するだけではなく、より厳しい「監視の目」を光らせることを義務付けられる切実も孕んでいることを忘れてはなりませんね…


業界とファンにとって、双方が不幸になることがないことを願いながら、歓迎申し上げます!!!


さて、それにしても誰が承認後初のWBO・IBFチャンピオンになるのでしょうかねぇ?


王座決定戦により奇妙なタイトルマッチが先陣をきることだけはいただけない…


某兄弟の王座決定戦だけは絶対見たくない…と申し上げたい


これをしでかすと、いきなりの、超非難轟々でありますぞ…


御愛読感謝


つづく