あぐぅ…
1984年6月15日 アメリカ ネバダ州 ラスベガス
WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
チャンピオン トーマス・ハーンズ
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挑戦者 ロベルト・デュラン
「レジェンド×レジェンド」による伝説の一戦ですなぁ
みなさま、ご存知の名勝負だと思いますが、貼りますな
いやぁ、「ヒットマン」ことアメリカのスーパースター、トーマス・ハーンズの稲妻の如きフリッカージャブが凄まじい
この「閃光」の完成度はボクシング史上最高峰にありますよなぁ
これに果敢に挑んだのが「石の拳」こと、パナマの英雄、ロベルト・デュランよ
これ、相性あるとは思うけど、あのデュランが歯が立たないわけ
で、1ラウンドに2度ダウン喰らい、で、辛くも生き延びるも2ラウンドに一刀両断されちゃう
まさに、「無慈悲なる一撃」を叩き込まれちゃう
で
その「決定打」が決まった直後、マットに伏したデュランの様子を振り返りながら、ニュートラルコーナーへと向かうハーンズ…
その「凄惨」なまでの、事後、その「絶句」なる瞬間…
文字通り、バッサリ…とハーンズがデュランを斬って落としたわけですが
この「写真」の「真空感」というか、「時の止まった感」がじわ〜っと滲んでくるよなぁ
ボクシングの醍醐味、つまり「衝撃的KO」が大爆発した瞬間ってさ、こうなるでしょ⁇
「息ができない」
っていうか
「息が詰まる」
っていうか
つまり
「時が止まる」
あるいは
「時が弛緩する」
っていうか
ううん…
その「無音」、「真空」…
いや
「もののあわれ」
というか
なんつうか、そういう「瞬間」をものの見事に捉えているなぁ…と感じませんか⁇
そして、この「写真」に焼き付けられたもの、それは「光と影」、「オール・オア・ナッシング」、「栄光と奈落」…でもある
「残酷」だからこその「崇高」よ
でさ
デュランはこの衝撃的KO負けの前戦で、「マーベラス」マーヴィン・ハグラーに最終ラウンドまで戦い抜いたわけですが、そのハグラーにハーンズは3ラウンド痛烈KO負けするのですな
三段論法の通じぬ、ボクシングの摩訶不思議…
面白いなぁ
「黄金の中量級」
は、やっぱり時代を超越してるな
でさ
話は脱線するけど
デュランとシュガー・レイ・レナードは1勝1敗、ハーンズは1敗1分だったか…
なんか「大河ドラマ」的なる「めくるめく感」ある
この「写真」を眺めてると、この一戦に限らず、そんな往年の名チャンピオンたちの…
「戦国絵巻」
が頭の中で ぶわぁ と広がってゆくような気がする
どうですか⁇
しません⁇
あたしゃ、しますわ
素晴らしい「写真」、素晴らしい「瞬間」のお裾分け、本当にありがとうございます
御愛読感謝