【戦慄写真】ハーンズ×デュラン に見る「めくるめく」に浸る | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?



おはようございます

今日もお知り合いの方からいただいた「写真」を鑑賞しながら想いの徒然…いきますか




あぐぅ…


1984年6月15日 アメリカ ネバダ州 ラスベガス


WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ


チャンピオン トーマス・ハーンズ

×

挑戦者 ロベルト・デュラン


「レジェンド×レジェンド」による伝説の一戦ですなぁ


みなさま、ご存知の名勝負だと思いますが、貼りますな



いやぁ、「ヒットマン」ことアメリカのスーパースター、トーマス・ハーンズの稲妻の如きフリッカージャブが凄まじい


この「閃光」の完成度はボクシング史上最高峰にありますよなぁ


これに果敢に挑んだのが「石の拳」こと、パナマの英雄、ロベルト・デュランよ


これ、相性あるとは思うけど、あのデュランが歯が立たないわけ


で、1ラウンドに2度ダウン喰らい、で、辛くも生き延びるも2ラウンドに一刀両断されちゃう


まさに、「無慈悲なる一撃」を叩き込まれちゃう



その「決定打」が決まった直後、マットに伏したデュランの様子を振り返りながら、ニュートラルコーナーへと向かうハーンズ…


その「凄惨」なまでの、事後、その「絶句」なる瞬間…


文字通り、バッサリ…とハーンズがデュランを斬って落としたわけですが


この「写真」の「真空感」というか、「時の止まった感」がじわ〜っと滲んでくるよなぁ


ボクシングの醍醐味、つまり「衝撃的KO」が大爆発した瞬間ってさ、こうなるでしょ⁇


「息ができない」


っていうか


「息が詰まる」


っていうか


つまり


「時が止まる」


あるいは


「時が弛緩する」


っていうか


ううん…


その「無音」、「真空」…


いや


「もののあわれ」


というか


なんつうか、そういう「瞬間」をものの見事に捉えているなぁ…と感じませんか⁇


そして、この「写真」に焼き付けられたもの、それは「光と影」、「オール・オア・ナッシング」、「栄光と奈落」…でもある


「残酷」だからこその「崇高」よ


でさ


デュランはこの衝撃的KO負けの前戦で、「マーベラス」マーヴィン・ハグラーに最終ラウンドまで戦い抜いたわけですが、そのハグラーにハーンズは3ラウンド痛烈KO負けするのですな


三段論法の通じぬ、ボクシングの摩訶不思議…


面白いなぁ


「黄金の中量級」


は、やっぱり時代を超越してるな


でさ 


話は脱線するけど


デュランとシュガー・レイ・レナードは1勝1敗、ハーンズは1敗1分だったか…


なんか「大河ドラマ」的なる「めくるめく感」ある


この「写真」を眺めてると、この一戦に限らず、そんな往年の名チャンピオンたちの…


「戦国絵巻」


が頭の中で ぶわぁ と広がってゆくような気がする


どうですか⁇


しません⁇


あたしゃ、しますわ


素晴らしい「写真」、素晴らしい「瞬間」のお裾分け、本当にありがとうございます


御愛読感謝