[ふいに無性に]ローリング・ストーンズ ♪ウィンター を聴く | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?




今日の「ふいに無性に」は…






ザ・ローリング・ストーンズ


♪ウィンター




1973年のアルバム「山羊の頭のスープ」に収録のスローナンバーな



これ、その名の通り 「冬」 を表現した一曲なんだと思うわけだけども


キース・リチャーズの「降雪」を想わせるギターストロークから始まって、柔らかいミック・テイラーのディストーションの効いたギターが絡むわけ


そして


ミック・ジャガーの切々なるソウルフル歌唱が絶品よ


いいのよ


そして、贅沢なるストリングスが楽曲の終盤を盛り上げるわけ


「真冬」に絶対に 聴きたいストーンズよな


さて、しかし


この ♪ウィンター は、ストーンズの中ではかなり地味な一曲である


そもそも アルバム「山羊の頭のスープ」自体がわりと地味な扱いを受けてもいる


でも、個人的にはストーンズの数あるアルバムの中ではわりと好きな方である


ストーンズの70年代ってのは「問答無用」の素晴らしさよ


隠れたる佳曲…といった扱いだと思う


けども、たぶん


「ストーンズこそ至上」っていう、僕のようなドツボにハマったファンにはさ


こういう70年代の戸棚の隙間から 


ふ…っと


出てきたような、こういう一曲が堪らないわけよ


たぶん、マニア衆はみんなそうだと思う


「ストーンズ至上」な奴らじゃないと「味わい尽くせない」という「独善的なる喜び」があるな


さらに





ミック・テイラー党の僕には堪らないのが、このギターソロよ


この流れるようにして、しかし、粘り気の強いレスポールサウンドが奏でるメロディが堪らないんだ


控え目でいて、しかし、腹の据わったギターよ


ジミー・ペイジみたく尖ってない


ジェフ・ベックみたいにぶっ飛んでない


エリック・クラプトンみたいに収まりがよくもない


これらのレジェンドにはそりゃ評価は及ばないけども


ミック・テイラーは「地味な天才」だなぁ…と僕はいつも唸るわけ


で、こう考える


そこがいい


「俺好み」


だとね


最近、かなり暖かくなってきたな


もうすぐ春が来るな


隠れたる佳曲 ♪ウィンター を味わい尽くすならば、今しかないな


やっぱり


凍えながら聴くのが最高の一曲だからな


これはステージで演奏されたヴァージョンは一回も遭遇したことないな


兎にも角にも


僕の「真冬」にはなくてはならない一曲なのである


御愛読感謝