母の三回忌にまさかの「超ロックトランス体験」…について | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?





先日の某日、実は 母の三回忌 でした


で…


♪ポク、ポク、ポク、ポク…


♪ ナンタラカンタラ ナンミョウホウレン ゲイキョウ…


んで


お寺さんの本堂で 木魚のリズム と お念仏 に聴き入っていたら…


なんか


ちょっと


奇妙なことに 「ロック魂」 が奮い立ってきてしまいまして…


あの、台座に座ったデッカい鉄の茶碗みたいなヤツ、あれが響きわたる


♪ボォォォ…ン


なんか、胸の奥底、いや、心の奥底まで、響いてくるなぁ…


んで、リズムは刻まれ続ける


♪ポク、ポク、ポク…


これ


あれ⁈




♪ボォぉぉーン …っ


なんつうの、あれ⁈


鐘じゃなくて…


調べました





あの、台座に座ったデカい鉄の鐘、いや、お椀型の楽器…⁈


「鈴(りん)」


というらしいな


さて


「ノって来ちゃった⁈」


…ふふふ


これ 「不謹慎」⁈


いや、ぶっちゃけ、僕は無宗教である


ただし


まぁ、狡いって言われるかも知れませんが、日本古来よりの「伝統」や「風習」には ある種の畏敬の念を抱いてもいる


「この世の神秘」や「思想的世界観」や「業やらあの世」には積極的には興味はない


でも


母を亡くした父が「自然に、平穏に」いられるならば、心を鎮めてかしこまるし、また、おかしなようだが、法事が嫌いってわけではない


しかしながら


お坊さんが税金を免除されてるのに悪いことをして捕まったり、悪い噂話を聞いたりするとむっ…とはする


でも


「いにしえ」なる漠然とした、ある種の「大いなる流れ」のようなものを再発見したり、再認識、再確認するのには、うってつけ…であり、最高だと思う


で、僕はこともあろうに、母の三回忌の最中に、ふいに…


なんか、これって、「ロック」じゃねぇ⁈


と、はたと 感じたのだ


この「トランス感覚」 、かなり「サイケデリック」にして、いやいや、「シュルレアリスム」してね⁇



念仏って、日本語を極端なまでに「デフォルメ」していて、耳に入ってくる言葉の意味はほぼわからないでしょ⁈


なんつうのか、逆に、現実世界から「切り離され」いて「脈絡」がほぼ理解できない…っていうか


あれよ


ピカソか思わずキャンバスに新聞紙かなんか貼っちゃった…ってあれ


「パピエ・コレ」


って言うんだっけ⁇




〈ギター〉1913年


ううむ


完全なる「フィクション」の世界たる絵画のキャンバスに「現実世界の断片」たる「新聞紙」を貼り付けてしまった…と


つまり


「芸術」とは「人の手と感性」を通じて編み出されなくてはならない…って「既成概念」に、思わず、立ち止まってしまい…


あれ⁇ 


そもそも、なんで「美しい」と感じることが「こうでなくてはならない」ってなってんの⁇



で、「色や形」さらに「空間や秩序」にまで疑問が至った挙句、片っ端から「解体」「分解」してしまったのが「キュビズム」だと僕は解釈しとるけど…


なにが言いたいかっていうと


「念仏」と「儀式」ってさ


「気が狂ってしまうほどの懐疑の果て」に、ついに編み出された「形」であり、「到達点」だとすると…


なんだよ、随分と偉そうに崇高な皮をかぶってるけど、これって「懐疑主義の果ての果て」、逆に言えば「狂気の遺産」ってことなんじゃないの…⁈


なんなの、これ⁈


「あの世にこの世」


「永劫」


「業に徳」


「慈愛」


「仏」


「魂」


♪ポク、ポク、ポク、ポク…


♪ゴォぉぉぉぉぉ…ンっ


♪ナンミョウホウレンゲイキョウ、アノクタラサンビャクサンボダイ…


あら、なんか、「ヤバくね⁈」


これって、「逸脱の逸脱の逸脱」っていうか、「極限的破壊の遺産」っていうか


さらにぶっちゃければ


この世界観を誰が「正しい」なんて決められるっていうんじゃ⁇


ここはまだまだ「人間の足掻きの途中経過」だろ‼︎


…す


…すいません


決して、悪気はないのですが、なんか僕は 母の三回忌の読経の間中、奇妙なる「思索の旅」に出てしまいまして…


最後には


ジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」のサウンドコラージュ、さらに、ビートルズの「ホワイトアルバム」のジョンの前衛の極み「レヴォリューションNo.9」の、あの「トランス感覚」に到達したわけなのであります


うおおおーっ‼︎


「哲学とロックとは同義じゃい〜‼︎」


「試行錯誤と悪あがき こそが宗教観であり、ロックじゃい〜‼︎」


♪ポク、ポク、ポク、ポク…


♪ナンミョウホウレンゲイキョウ アノクタラサンビャクサンボダイ…


♪ゴォぉぉぉぉぉぉぉ…んっ



か、かあさん


かあさんは今、「ロック楽浄土」におるんですね


そちらの居心地はいかがですか⁇


どうぞ、これからも我々を見守りください…


ってな感じで、僕は亡き母の三回忌を噛み締めたわけであります


なんとも言えない「トランス感覚」、「浮遊感」でありました


また


あの天井の高い本堂で、かしこまった身体で、嗅ぐ、あの…


「お香の香り」


が それをさらに引きたてるのであります


んんん


なんか、また「ロックバンド」やりたくなってきたわ


ギターは今でも1週間に一度は弾くようにしてるけど、もう「早く」は弾けない


せいぜいギターソロもジョージ・ハリスン的ニュアンス系ギターしか無理かなぁ…


(~_~;)


しかし


三回忌の、一歩ズレただけで、まさかの「芸術探訪」「ロック変貌」にはぶっ飛びましたわ


まぁ、「ロック」のジャンルとしては


「前衛」あるいは「プログレッシヴ」か…


いやいや


逆でしょ⁈


「超伝統系ロック」


になるのかなぁ⁈


んなわけないか^_^



ちなみに「読経」されていたお坊さんは70過ぎの超大先輩でありました


^_^


御愛読感謝