あのね
この緊迫感が異常なる頂点に達する「ヒリヒリ」、また、あまりに研ぎ澄まされた「カット割」、さらに、最後の混沌とカオスが溢れまくる「俯瞰移動カット」の衝撃たるや…
いわゆる「正義感」と「狂気」…の紙一重、この世の「秩序」の脆弱性と危うさ…というか
なんか、そういう「焦燥感」を映画を通じて初めて感じたのは、やっぱりこれか…
アメリカ大統領候補を暗殺しようとしたベトナム戦争帰還兵が暗殺失敗して、しかし、街の女衒に囲われ、コールガールとなっていた13歳の少女を命懸けで救い出し「ヒーロー」になってしまう…という「混沌」
あの、初めて「タクシードライバー」を鑑賞した時の「感触」…ったら前代未聞だったなぁ
つまり
え⁈
今、俺たちの生きてるこのこの「世界」って、一歩足を踏み外したら、もう「砂のお城」みたいに崩れて無くなっちゃうんじゃないの…⁈
この世界を包んでいるはずの、「道徳」「ルール」「正義」「秩序」と呼ばれる「ナニカ」があやふやなる、頼りない、あまりに曖昧なもの…に変異してゆく…という、あの「崩壊感」…
いやはや、ヤバかったなぁ
僕にとって映画「タクシードライバー」とは、青春時代の価値観を一変させた衝撃作にして、「映画」ってこんなに「破壊力」を秘めてるんだ、と初めて実感した一本なのである
さらに、この「タクシードライバー」より一本遡る スコセッシ監督×デ・ニーロ の映画がまたヤバイのよ
これもお勧めだなぁ
スコセッシ監督の「頭の中」にある「罪悪感」と「贖い」がものの見事に極限まで「屈折」しまくってぶっ飛んでますわ
話は戻る
さて
こういう御仁を見かけたら気をつけよう
けど
このモヒカン男は、あなたの中の、「本当のあなた」かもしれない
…う
いや
僕は「ど真面目男」だから大丈夫っ
はぁ⁈
「真面目」ってなに⁇
そんなもの、ただの朧げな「思い込み」なんじゃないの⁈
…はっ‼︎
御愛読感謝