生中継観戦‼︎ 藤田×李 日本スーパーライト級 仲里×三代 日本ライト級タイトルマッチ‼︎ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?


2024 4 9 ダイアモンドグローヴ 後楽園ホール





日本ライト級タイトルマッチ


チャンピオン 仲里周磨

×

挑戦者1位 三代大訓


チャンピオン仲里選手の2度目防衛戦は、チャンピオンカーニバル名義の指名試合よ


かつてスーパーフェザー級時代に敗れたことのある、元東洋太平洋スーパーフェザー級チャンピオンの三代選手な


仲里選手の父さまは世界挑戦を2度果たしたスーパーバンタム級の名ボクサー 仲里繁さんよ


偉大なる父のガッツと根性を受け継ぐ日本チャンピオンは、元世界チャンピオンの伊藤雅雪さんさえ破った最強挑戦者を撃退できるか⁇


三代選手、スーパーフェザー級時代に「日本チャンピオン×東洋太平洋チャンピオン」において、時の日本チャンピオン 末吉大さん相手に分のいい「引き分け」ありましたな あれは忘れられない試合だったなぁ


韓国遠征でまさかの負傷判定による敗戦を喫しましたが、しかし、その存在感は日本ライト級屈指よ


まさに、「ライト級国内最強」を決める、文字通りのタイトルマッチよ




1R 両者右構え パワーは仲里 技巧なら三代 手数は三代だが、威圧感ある仲里が一発を狙う 鍔迫り合いから三代がガードを解いてトリッキーなるジャブ 三代10-9


2R  三代のジャブが鋭い 三代の右クロスが当たる 素晴らしいタイミングだ 三代10-9




3R  仲里の左に三代の右クロスか当たりそう 仲里が距離を潰してボディ 仲里が三代にロープを背負わせ強打 さらに右フック 仲里10-9




4R 三代のジャブが地味だか的確だ 仲里の大味なる右 際どいなぁ 見栄えは仲里かなぁ 仲里10-9



5R 三代のジャブはいい が、決定打にはならない 仲里の左ボディが激しい音を立てる 仲里の右ストレートが派手に当たる 三代のパンチはコンパクトだ 難しいなぁ 仲里10-9


公開採点 48-47×3 チャンピオン仲里優位


6R  三代が変則的に荒々しくフックを振るう 仲里の右ストレートが重い 三代もポイント劣勢を聞いて大きなパンチが増えた 仲里の右フック‼︎ 仲里10-9



7R 冷静なる技巧派 三代も攻めあぐねる が、浅くもカウンター さらに、飛び込んで左フックを痛打 激しい相打ち‼︎ 三代10-9 



8R 仲里の左目が塞がった さらに有効打によるカットもされている 三代のソツのない戦いが流れを掴みかけてるか 三代が距離のない場面で連打 仲里の右単発にコンパクト連打で返礼 三代10-9



9R 三代のカウンターが秀逸 仲里は苦しむ 三代のコンパクトなカウンターにアッパーを捩じ込む ポーカーフェイスなる三代に荒々しく襲いかかるも空転気味 三代10-9 


10R ポイントは拮抗もやや三代が逆転してるか⁇ とにかく、チャンピオン仲里はこのラウンドは死守せねば危うい 仲里の左ボディ 三代のジャブが連打で仲里の顔面を弾く 頭をつけて打ち合い 際どい アグレッシブなら仲里 クリーンヒットなら三代 三代10-9


higege91の採点 96-94 で三代選手の勝ち


公式の採点 96-94 9793×2 


日本ライト級新チャンピオン、三代大訓〜‼︎



三代「仲里選手は強かったけど、勝ったっしょ、と思いました」


不遇と我慢をずーっと耐えて来た三代選手、この日のために「地獄」の中にいた…と


三代「日本で1番強いと言われたいです」


仲里選手、気迫は十分だったが、三代選手の冷静と集中力、そして、そのコンパクトなる研ぎ澄まされた技術の前に屈した…と


2017年の、いつかのリベンジはならなかった


が、まだまだ見たいぞ 


父さん譲りの「闘魂」は鈍く、しかし、熱く輝いたのを確かに見届けたぞ




日本スーパーライト級タイトルマッチ


チャンピオン 藤田炎村

×

挑戦者1位 李健太




これがV3戦となる藤田選手は剛腕の元サラリーマンボクサーよ 日本チャンピオンになり、二足の草鞋を脱ぎ、「職業 日本スーパーライト級チャンピオン」とした



対するはアマチュアエリート超テクニシャンの指名挑戦者よ 高校6冠、脅威のアマ62連勝のとんでも記録を打ち立ててる


いやいやいや…


KOならば藤田選手、判定なら李選手…と漠然と考えてますが、いや、そんな安直な結果にはならんだろうなぁ〜⁇




…と、メインイベントなんですが、夜勤ありまして、すいません、通勤観戦に入ります


いやぁ、テレビで見てえ


以下はスマホによる「通勤生中継観戦」の感想になりますな




ボクサー寄りボクサーファイターのカウンターパンチャーの李選手を、剛腕KO主義のファイター型の藤田選手が追い回す…という構図


足を使い、ソリッドなるジャブ、ワンツーを随所に決める李選手だが、徐々に藤田選手の猛圧に苦しむ



藤田選手、まさに、鬼神の如く無心で前進から強打を放つ


か、李選手は時折変則強打を浴びるも、しかし、主導権は渡さず



途中発表された採点は、大差の挑戦者リード


藤田選手、延々と、ひたすらに、まさに、「愚直」に攻めに攻める



それをいなし、中間距離から鋭いコンビネーションを決めたのは挑戦者の李選手だった


チャンピオンの「闘魂」を受け流し、その急所を狙い、抉り!たたらを踏ませる場面も作った


そして


試合は判定決着となる


勝者 日本スーパーライト級【新】チャンピオン 李健太〜‼︎





「スタイリッシュ」が、「ガムシャラ」を見事に攻略した


これは「負けにくい」チャンピオンが誕生したなぁ


まぁ、いつかのリック吉村さんじゃないけど、この日本タイトルをずーっと延々と防衛し続けるような未来が見えて来そうな予感あるな


藤田選手、サラリーマンボクサーから職業を「日本スーパーライト級チャンピオン」にして退路を断ったが、しかし、「前日本スーパーライト級チャンピオン」になってしまったなぁ


しかし、敗れたとはいえ、その「闘魂」は凄まじかったなぁ


まさに、そのリングネームの「炎」の一文字の如く、燃え盛った


が、決定打はついに封じられてしまった


いやぁ


どちらも素晴らしい日本タイトルマッチでありましたなぁ


この「味わい」が堪らない


これが「拳闘」よのう


御愛読感謝