ある「経験者」の方からメールいただきました!!! | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?


ってことで、この企画は大分前にやっていたのですが、先日、改めてボクシング経験者の方からメールを頂いたのでここに掲載させて頂きます!!!ありがとうございました!!!

ご回答頂いたのは現在30歳中盤の会社員の方です!!!

いつも楽しく拝見させていただいています。
夏休みになりひまをもてあましたので記載させていただきます。


まず、自分の簡単な経歴を。大学ボクシング部出身→ジムでプロライセンスのみ取得。数年後、プロジムのトレーナーを2年。現在、30代中盤の会社員。


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?


大学のボクシング部を選んだのですが、理由はもてたかったからの一点だけです。しかし、この考えは間違っていました。もてたいのならテニスサークルへ行くべきでした。ちなみに、1年次で20人いた同期は卒業時に私いれて4人になっていました。今でもかけがえのない先輩後輩、同期です。


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?


試合やスパー時に恐怖感を克服して自分のベストをつくせたとき。これは試合をした人でないとわからないかもしれませんが、相手が強打者で実力差があるとき、自分の実力が恐怖によって萎縮してしまう場合が多々あります。このときに恐れず、自分のベストを出せたとき、例え負けたとしても充実感があります。これができないと、僕の場合、試合後、なぜベスト(練習どおりしなかったんだろう)とずーと後悔してしまいます。。。


③未経験者の人には解らないと思われること、正直あまり言われたくないことはありますか?


上記の自分の実力をどんな相手にも出し切る、ってのはわからないのではないかと思います。


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?


全ての競技者にまず、いいたいのですが、ファンが一人もいないスポーツは存在自体がありえません。消滅です。もし、明日、野球ファンがゼロになったとしたら、1週間後に野球はメディアから消え、競技者が激減し続け、最後には書籍上での存在のみになります。例えアマでもです。他のスポーツにとってかわられるからです。上記を理解しているのを前提で、ファン(特に支援者)がいなければ、撲はボクシングを続けることはできなかったと思います。モチベーションでした。ヤジるファンは。。。どうでしょうか、好ましくはないです。ただ、これはその人の人間性の問題ではないでしょうか。


⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいと思いますか?


スポーツ自体としては、その人の技ですね。コンビネーション、切り替えしなどのステップワーク。それを試合でするのにどれだけの練習時間をついやしたことか。組織としてはJBC,WBCとかの成り立ちとか関係です。BFはアメリカ主体とか。組織の駄目な点とか。メディア、TVとの関係とか。現実的にメディアでの成功がスポーツの成功になってますので(良い悪いは別として)。こうすればよいとか。組織や関係や懲罰のレベルとかはどんどん批判していただきたい!未来の日本のボクシング会のために。すみません、うまくかけなくて。


⑥ボクシングに限らず、人生において一番大切なものは何だと思いますか?


セルフコントロール、熱意、根性、健康(体も心も)です。最後に社会人となりそこそこ人生経験をしてきましたが、ボクシング経験者(格闘技含め)が社会にでて陥りやすい状況として、”俺はボクシングであんな辛いことをしてきたんだ、皆とは違う”というような思いが強すぎ良くない方向にいってしまう状況です。結果、社会的に不成功になってしまいます(もちろん、逆の場合もあり→成功)。ボクシングでの成功と社会人としての成功は全く関係ないと理解すべきです。できれば、元ボクサーの社会的成功をちらほらと聞き、悪い噂があまり流れないような未来になってほしいものです。


注:社会的成功とは金銭面だけでなく、社会から信用される人になることとさせていただきます。これは議論の対象外とさせてください。


改めまして、メッセージありがとうございました!!!


特に、心に沁みたのは「ベストを尽くす」ということと、例え試合で敗れようとも悔いがなければ「充足感」を得られる・・・!!! という部分でありました。


これはボクシングに限らず、仕事や勉強、あらゆる場面で「生きてゆくための物差し」として、常に心の中に置いておきたい考え方ですよね・・・


さて、仕事の合間なのでもう出掛けなくてはならないのですが、一番上の大きな赤文字をクリックして頂きますと過去にこちらに寄せて頂いた「経験者衆」の声をたくさん堪能して頂けますので、是非、お立ち寄り下さい!!!


ちと仕事で壁にぶち当たっているのですが、このメールからパワーを頂きましたので、思い切ってその壁に挑もうと思います!!!


御愛読感謝


つづく