亀田ジム、「特例的多数決」によって承認…について | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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<ボクシング>亀田ジムの設立承認…兄弟の国内試合が可能に 毎日新聞


「亀田ジム」設立申請を承認、興毅選手の国内試合可能に 読売新聞


亀田ジムを承認=協栄の金平会長らは反対-ボクシング 時事通信


…特に、付帯条件等の立案義務化という指導はなかったようであります


例えば、日本人対決を挟んだ後に世界戦とか、現在トレーナーライセンス無期限停止中の父・史郎氏の関与を積極的に防ぐ為の条件とか、過去の暴挙と反省が未だ生かされることなく、メキシコの地で先月行われていたかもしれない傍若無人の精査・検証…も為されなかったのであろうか?


なんだか、新聞による報道はほとんど無条件に近い単なる承認…という印象が残りますが、そういうことなのであろうか?


で、件の一家がかつて所属していた協栄ジムの金平会長を含む一部理事(数名)が異を唱えたそうであるが、これは多数決で承認可決となったようであります…


全会一致がその承認の条件…と僕は以前どこかで読んだ覚えがありましたが、これ、「特例」であるようです。


入門者を一切採らないことを明言し、それを前提に承認された亀田ジムでありますが、これ、言ってみれば、兄弟達が試合をするための大義名分を与えるだけの為のジム承認…であります。


社会への貢献を期待する? 


大橋会長は「品格ある選手になり、子供たちの手本となってほしい」と話したそうですが、誰からもどこからも縛られることのない、完全プライベートジム…という環境を東日本協会が与えたことになりますが、これ、過去の一家の傍若無人を忘れたわけではあるまい…と思うのですが、その責任は協会が背負う…という認識で良いということなのだと解釈できますね。


推薦人であるワタナベジムの渡辺会長は推薦こそするが、責任は負わない…と明言してます。


混沌であります。


この喪失感と虚無感はなんだろう…


とりあえず、亀田ジム「ほぼ無条件による」承認…


亀田兄弟が「日本のリングに上がるためだけ」のジムが、「特例的」に承認された…だそうです。


ランダエタ①の時の疑惑の判定…よりも巨大な喪失感がここにあると思うのは僕だけではあるまい。


協栄ジム会長 金平桂一郎ブログ 「興行師のひとりごと」 『今日のひとこと』


このブログにも登場してくださった金平会長、反対なさったそうです。


ぱっと頭が整理できませんが、一旦、更新しておきます。


御愛読感謝


つづく



しかし、このモヤモヤは消えない…


浮かぶはあのWBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助VS亀田大毅の最終盤…


「投げ飛ばせ!!」


「肘でもええから目ぇいれろ!!」


で、あの社会現象にまでなった亀田バッシングがあり、しかし、その謝罪放棄拒否を貫き、ボクシング業界から身を引くと断言した父・史郎氏の存在でありますが、まだ少ない情報の中のそれも新聞記事の一部からしか垣間見えませんが、「今後は父親として関わる」…なんて新会長になるはずの亀田プロモーションの五十嵐氏が答えたそうであるが、この『立ち位置』に関して、協会は要するにボクシング業界の身内として認めた…ということですよね…?


ここだけは何か承認の条件としての指導あるいは義務付けの手段を講じて欲しかった…


ボクシング業界の思惑…が一体なんであるのか?


純然たるボクシングファンを置き去りにした上で、いまや嫌悪感さえ漂う一般層にとっての件の一家の存在であるが、これ、もう一度あのような亀田マネーが業界を潤すと本当に考えているのでしょうか?


一発は確かにある…


それはWBC王者・内藤大助×亀田興毅、あるいは、WBA王者・坂田健史×亀田興毅というこのいずれかの最後のカード…は確かにある。


しかし、これは打ち上げ花火的単発的な目先の利益であり、未来の彼方にとっての預貯金的有益はかなり目減りしてゆくように僕は感じます。


これが承認の運びになるとは理解していましたが、しかし、ここまで熱心なファンを愚弄する形での「無条件承認」とは、正直、これほどまでの脱力感に苛まれようとは…


僕は承認されるべきでもある…とは一部思っていました。


それは熱心なファンが納得できる公平性と透明性の確保さえされれば、これは逆にチャンスであったはずなのですね。つまり、業界とそれを支えるファンの気持ちが一つになる可能性が隠されてもいた…


この底の見えない印象の認識のギャップを埋められる好機でもあった…


失望が漂い、愕然が横たわっている印象ですね…


もっと詳しい情報が欲しいですね…


そして、亀田史郎氏の業界復帰、ライセンス復活…なんてことが現実になったら、もう協会はその機能と権威を完全に見失っているとしか言いようがないと思いますね。