「内藤×興毅」決裂、「話にならん」について… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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内藤-亀田興戦の交渉決裂=防衛戦で折り合わず-ボクシング 時事通信


出ました、こんな記事が…


これを読むと、「父・史郎氏」が時事通信にコメントをしていて、また、宮田会長と直接交渉していたみたいな書き方ですね…


>史郎氏によると、試合は12月23日に東京都内で行う方向で交渉していたが、亀田興が勝った場合の防衛戦2試合の興行権を持つ内藤陣営の宮田博行会長と思惑が一致しなかった。史郎氏は「決裂した。話にならない」としている。宮田会長はコメントしていない。


…と、ありますが、これ、俗に言う「オプション(興行権)」の問題のようですが、通常、チャンピオンが負けてもなお保持する権利はその先の2試合分…なんてよく聞きますが、これに関しては、恐らくですが、内藤陣営の宮田会長は通例にのっとっての交渉だったと想像しますが、亀田陣営はこのチャンピオンの「当然の権利」が気に入らなかったようです…


と、僕には読めますが、いかがでしょうか…?


さらに、通常、「挑戦者」はチャンピオンへの挑戦権を得ることだけでも「感謝すべき立場」…という認識が僕にはありますが、そういうことではないのでしょうか?


これは亀田陣営の「非常識」を表す記事に僕には読めますね…


また、記事にはなっていませんが、例によって亀田陣営が「破格のファイトマネー」を要求していたのだとするならば、もう交渉決裂止む無し…って気もしてきますね。


亀田ジム承認の際に、東日本協会はほぼ無条件でこれを受け入れた…


このような「横暴」の懸念は素人ファンの間からすでに挙がっていたし、こういう「不愉快な記事」なんか見たくないからファンも声を上げていたのに…と、ちょっとイライラしてきちゃいますね。


これ、多くの矛盾を感じませんか?


先ず、父・史郎氏がこのようにコメントを発表する、あるいは、その交渉の窓口になって興行の世界に「口を出す」ってのは問題ではないのか…?


父・史郎氏はトレーナーライセンス無期限停止処分を受けたまま、今現在まで社会的責任を負うための第一歩であるはずの「謝罪」さえ拒否したままの状態で、さらに、ジム設立に際しても「父親」としてしか関わらない…と明言していたはずではないのか…?


まぁ、水面下での直接交渉があったとして、しかし、本人が堂々と新聞にコメントして「話にならん」だなどと情報を操る、あるいは、交渉の駆け引きをする…って事自体が僕には理解できないし、直接交渉があったとしても、亀田ジム会長職にある五十嵐氏が表舞台に立つべきではないのか…?


一体、この父・史郎氏とは、一体、「どういう立場なのか?」と、単純に不信感が湧いてきますねぇ…?


理解不能ですね…


さらに、亀田ジム承認にあたり、その推薦人になったワタナベジム会長の渡辺均さんがその設立の条件として「内藤戦」あるいは「坂田戦」を実現すること…と協力の条件を出していたはずで、これはその背後に存在するはずの東日本協会の意向でもあり、それを代弁するものであったならば、このような混沌的な事態に対して、「意見」や「指導」をすべきである…と僕は思う。


しかし、「内藤×清水戦」直後の亀田興毅選手の「リングイン事件」なんてありましたが、戦いを催促しておきながら、「条件が悪いから決裂や」だなどと、そんな理屈が通るわけがない…


世界戦の挑戦者は、ファイトマネーが少なくとも、また、その他の条件が悪くとも「挑む」のが当たり前のはず…


「ファイトマネー0円挑戦」なんて話題になった越本隆志選手もいましたし(見事WBC世界フェザー級タイトル獲得)、内藤大助選手のポンサクレック3もそのファイトマネーは百万円あったかないかだったはずですね…


そして、「悪条件(…っていうか、ほとんどの選手が例外なくその条件を背負って闘うはずですが)」を一つずつクリアしてこそ「世界チャンピオン」ではないのか?


確か、内藤大助選手がポンサクレックを撃破したのはいいが、向こう2試合の興行権をあちらが持ったままで、それをクリアして亀田大毅戦を実現するまでに物凄い苦労がありましたね…


宮田会長はタイまで行って直接交渉…


で、ポンサクレックからその興行権を買って実現させたわけですが、そうでなければ敵地・タイでポンサクレックとリマッチか?…なんて言われていたのですよね。


さて、で、大毅戦が実現、これに勝利するも、ポンサクレックともう一度闘わなくちゃいけないくて、国内開催に持ち込んで国技館でドロー防衛達成…


そして、晴れてオプションから開放された内藤選手でしたね…


つまり、チャンピオンになってもいないのに試合後の「興行権」の話なんか偉そうにするな、それを「口実」にするなよ…って、僕は思うし、条件の確認は先に為されて然るべきですが、ようするに、それをファンに向かって発信するなよ…って思いませんか?


あたかも「闘いたいのに闘えない」みたいに、「口実」にするなよ…って。


チャンピオンはチャンピオンになることだけがゴールではなくて、その先の条件をクリアしながら「実力の証明」を果たしてこそ、「真の世界チャンピオン」となって行くのが義務ではないのか?


それでこそファンの気持ちに応える唯一の道ではないのか…?


さて、さらに古巣の協栄ジムのWBA世界チャンピオン、坂田健史選手への挑戦は「回避」した亀田陣営…


その理由は協栄ジムとはまだ「未解決のままの懸案事項」があるから…みたいな理由でしたが、一説には「ファイトマネー未払い」なんて取り沙汰されてましたが、これもファンにしてみたら良くわからない理由である。


双方の言い分がきっとあるのだろうけれど、しかし、その後、亀田陣営はその対戦不可能な理由を翻して、「WBA王者坂田健史との対戦の可能性も示唆…」みたいな記事が挙がったりして、もう支離滅裂なのである…


本当に勘弁して欲しいですね…


亀田次男の復帰戦相手に元東洋太平洋チャンピオンの小松則幸選手にオファーがあって、その試合にも「条件(大毅選手が負けたら再戦すること…みたいな)」をつけたそうですね…


そういうのって、普通なんでしょうか?


もっとも、小松陣営は断ったそうですが、また、「断られることを前提」に交渉した節もあるとかないとか…


先日の最強後楽園の試合後にも一悶着あったようですが(宮田会長と報知新聞記者の間で)、亀田流の情報操作を伴う「揺さぶり」は今に始まったことではないからファンも冷静になるべきだとは思いますが、やはり、納得のいかない記事でありますね…


僕は単なるボクシングファンだから興行の裏なんてわかりません。


あくまで、一ボクシングファンとしての視線で書いてます。間違いがあったらご指摘ください。


しかし、やはり気になるのは父・史郎氏の「立ち位置」でありますね…


これはアリなのか?


父親としての立場を超える「プロモーター然とした、あるいは、マネージャー然とした立場」って、アリなのか?


僕には理解できない部分であります…


御愛読感謝


つづく